次世代リーダー&管理者のための企業内大学院「MBAコース研修」
― 国内外の大学院に行かずに、企業内で「MBA」と同等の内容が学べます ―
今日、企業を取り巻く環境は予測不能な状況にあって、今や過去に経験したことのない異次元の世界に足を踏み入れようとしており、現状維持のやり方では生き残れなくなってきました。
将来に対して多くの経営者はさまざまな不安を抱いておりますが、特に以下の課題は深刻です。「人口減少や少子高齢化に対してどう対応すべきか」「今どんな新機軸が考えられるか」「後継者問題をどう解決したらよいのか」etc.
こうした中堅・中小企業の諸問題を解消するために、当研究所では大学院でMBAの授業を担当された大学院教授をお招きして、経営、会計、マーケティングに関してMBAコースの研修講座を開講しております。
MBAコースといえば、海外に留学するか、国内の大学院に入学してコースを習得する以外に方法はありません。それでは膨大な時間とコストがかかりますが、当研究所では同レベルの内容を最適な時間と費用で企業内で学習する機会を設けました。
現役の経営者もまた、事業を継承される次世代経営者および後継の経営幹部にとりましては、またとないチャンスだと思います。
MBA コース 研修科目
MBA マーケティング コース研修 | 1日 : @180分 × 2コマ研修 毎月1回 × 6回 |
市場開拓や製品開発を中心とした市場問題の解決に必要なマーケティングの理論や考え方、実践法について学ぶ。大学院 MBAコースのマーケティングの内容を短期間で体系的に修得する。 |
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MBA アカウンティング コース研修 | 1日 : @180分 × 2コマ研修 毎月1回 × 6回 |
簿記がわからなくても財務諸表を理解し、会計数字を現実の経営に役立てようとするものである。ここでは、財務会計と 管理会計の基本を学ぶことができる。さらに、新たな付加価値を高める方法を学び、収益力のある企業をめざす。大学院 MBAコースの会計学を短期間で体系的に修得する。 |
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MBA ビジネス・マネジメント コース研修 | 1日 : @180分 × 2コマ研修 毎月1回 × 6回 |
企業の理念やビジョンを具現化するために、社員の能力や個性を発揮させ、効率的かつ有効に諸資源の管理をはかる。 大学院MBAコースのビジネス・マネジメントを短期間で体系的に学習する。 |
(HBが提供する3つのコースは、中小企業診断士の試験科目のうちの3科目に該当します)
特 徴
大学院の授業時間は1コマは90分ですが、当該「MBA」研修は1コマ180分です。(トータルでは、大学院の授業時間数と同じ時間をかけて学習します。)
このMBAコースでは、理論を体系的に修得するだけではなく、「自社の実践への落とし込み」「参加者同士の意見交換」「異業種の人間との情報交換」等を行うことによって現場に即し、実際の経営に活かすことを目指しているからです。
これらの3つのコースには、各社が抱える問題を解決するための手法や考え方がたくさん詰まっていますので、自社に最適の方法で経営改革に役立てることが可能です。
「MBA」コース研修修了者には、各コースごとに修了書を発行します。
受講対象者
企業の経営者、ネオリーダー、幹部候補生
経営コンサルタント・中小企業診断士を目指す方
士業従事者、再就職を検討中の方(学び直し)
入社までにビジネス学習を必要とする就職内定者
人数
1コース20名程度
「 MBA マーケティング コース研修 」のご案内
市場創造とイノベーションを追求するマーケティング集中講座
「 必需品なき消費社会における競争的優位性を確立する 」
概 要
このコースは、従来のマーケティングに新しい視角からメスを入れ、「必需品なき消費社会」に必要なマーケティングの考え方を理解し、実践に役立てようとするものです。
講義、グループミーティング、現場実習、事例研究、診断テストなどを活用して、組織が抱えるさまざまな市場問題に対応できる能力を身につけることを目指しています。
これまでマーケティングを学習した人も、また、はじめてマーケティングを本格的に学習しようとする人も、このプログラムを受講されることによって、マーケティングの入門から大学院MBAコースで学習する内容を短期間に、しかも体系的に修得することができます。
ここでは、理論と実践を学びますので、閉塞感のある市場の諸問題に対して、さまざまな角度から考え、新市場の開拓や新製品の開発等に対して新しいアイデアを発見し、ピンチをチャンスに変える機会を見出すことができるでしょう。
期待できる成果
- マーケティングのキーワードとなるニーズ、欲求、需要、そして製品やサービスの意味、さらには交換取引、市場といった基本的なキーワードも正確に理解する。
- 企業と市場との経済的・技術的距離、そしてマーケティングの機能について把握できるようになる。
- お客さま(消費者)の行動を分析することによって、お客さまの意思決定プロセスについて理解が深まる。
- 企業の成長機会、および既存事業の再生や新規事業の開発についても理解できるようになる。
- 内部的制約や外部的制約について把握し、競争的優位性を追求するようになる。
- マーケティング・ミックスについて理解し、ブランド戦略等についても関心が高まる。
- サービスの需給管理、およびサービス戦略について理解できるようになる。
- コミュニケーションの戦略の意義について考え、その成果を上げるための方法論についても検討する。
- マーケティングのすべての領域を体系的に理解し、マーケティングの課題やマネジメントについて包括的に学習することができる。
企業内大学院 MBA マーケティング コース研修 プログラム
回 | 項目 |
各講座の要約 | 時間 | |
Ⅰ |
1 | イントロダクション マーケティングと市場経済 |
研修コースの概要説明 マーケティングの基本的な考え方と必要最低限の知識の習得をめざす。 |
9:30~12:30 |
2 | マーケティングとは何か | 「マーケティングとは何か」という質問に答えるために、マーケティングの機能と 効用について学習する。 |
13:30~16:30 | |
Ⅱ | 3 | マーケティングの視覚 | マーケティングはわれわれの生活において必要不可欠であり、それがどんな貢献 をしているか、ということについて理解を深める。 |
9:30~12:30 |
4 | マーケティング・ マネジメントの課題 |
マーケティング・マネジメントの範囲および課題は何かということについて検討 する。その際に、企業の成長機会について理解を深める。 |
13:30~16:30 | |
Ⅲ | 5 | マーケティング環境の分析 | 企業を取り巻く環境は、ミクロ環境とマクロ環境から成り立っているが、それら を構成する環境要因について分析し、企業の戦略的意義について考える。 |
9:30~12:30 |
6 | 消費者行動と市場細分化 | 市場が異質市場から成り立っていることについて理解し、市場標的を明確にする ための市場細分化基準について分析する。 |
13:30~16:30 | |
Ⅳ | 7 | 競争的マーケティング | 産業構造の面から、競争の特質について理解すると共に、個別企業の立場から 競合他社の分析方法についても学習する。 |
9:30~12:30 |
8 | 戦略的事業単位(SBU) | 企業の成長機会は市場と製品のマトリックスおよび流通経路など市場のポジシ ョンによって異なることを学習する。 |
13:30~16:30 | |
Ⅴ | 9 | 製品とサービスの マネジメント |
製品のライフサイクル段階における戦略について理解を深めると共に、ブラン ドの戦略的意義やブランド構築についても検討する。 |
9:30~12:30 |
10 | A. サービス・マーケティング |
サービスの特徴を明らかにし、顧客とのコンタクトの水準がサービスにとって 重要な意味を持っていることを理解する。 |
13:30~16:30 | |
Ⅵ | 11 | コミュニケーション戦略 | 企業はコミュニケーション・ミックスを行って、最大の成果を上げる必要性が ある、コミュニケーション・ミックスの考え方および戦略について検討する。 |
9:30~12:30 |
12 | 価格のマネジメント 修了式、総評 |
価格とは何か。価格の戦略的意義について考える。価格ミックスや価格に 与える要因についても検討を加える。 修了証書の授与式と総評 |
13:30~16:30 |
※ 第 10回は、「A:サービス・マーケティング」を予定していますが、要望により「B:流通経路のマネジメント」に変更することもあります。
※ 内容および時間の配分の一部を変更させていただくこともあります。
「 MBAアカウンティング コース研修 」のご案内
財務諸表の分析と診断を学ぶ会計学集中講座
「 厳しい環境下でも儲かるビジネスモデルを考える 」
概 要
このコースのねらいは、簿記がわからなくても会計を使いこなせる能力を習得することです。年度末の決算書(貸借対照表や損益計算書を含む)や毎月提示される試算表等を見て、自らの企業のみならず、取引先の経営診断を行える能力を身につけることを目指しています。
貸借対照表の仕組や各種の損益を理解するとともにして、キャッシュフロー計算書等の構造を把握して、企業の経営診断に役立て、儲かるビジネスモデルを会計的に理解したいと思います。
講義、グループミーティング、演習、事例研究、診断テストなどを利用して、組織が抱えるさまざまな会計問題に対応できる能力を身につけることを意図しています。
これまで会計学を学習した人も、また、はじめて会計学を学習しようとする人も、このプログラムを受講されることによって、会計学の入門から大学院MBAコースで学習する内容を短期間で集中的に体系的に修得することができます。
期待できる成果
- 簿記がわからなくても、会計数字を読み解くことができるようになる。
- 決算書(貸借対照表や損益計算書等)の内容から企業の分析や診断が可能になる。
- 損益分岐点分析を学ぶことによって、必要な売上高について理解できるようになる。
- 多くの事例研究を行う結果として、取引先や競合他社の経営状況を把握することが可能になる。
- キャッシュフロー計算書の内容を理解し、月次ごとの資金繰りを監視できるようになる。
- ソフトな視点とハードな視点の双方から、会計的融合を図ることができる。
- 儲かる企業ともうからない企業の収益力が比較可能になる。
- 会計的側面から、将来の経営計画を考えることができるようになる。
企業内大学院 MBA アカウンティング コース研修 プログラム
回 | 項目 |
各講座の要約 | 時間 | |
Ⅰ | 1 | イントロダクション 会計リテラシー |
研修コースの概要説明 会計リテラシーを修得すると、何がわかるか。 会計の種類:財務会計と管理会計(簿記がわからなくても、会計を使いこなす) |
9:30~12:30 |
2 | 「財務諸表」からビジネス を考える |
「財務諸表を読み、自らの付加価値を高める」には何が必要かを検討する。 | 13:30~16:30 | |
Ⅱ | 3 | 貸借対照表とは何か、 なぜ必要か |
貸借対照表(バランスシート)の仕組みを理解し、企業の経営診断に役立てる。 | 9:30~12:30 |
4 | 貸借対照表を読む | 事例研究:倒産しないための体力づくり | 13:30~16:30 | |
Ⅲ | 5 | 損益計算書とは何か、 なぜ必要か |
損益計算書ああ8インカムステイトメント)の各種の利益を理解し、企業の経営 診断に役立てる。 |
9:30~12:30 |
6 | 損益計算書を読む | 事例研究:企業の強み弱みを知る。顧客を増やす戦略の落とし穴 | 13:30~16:30 | |
Ⅳ | 7 | キャッシュフロー計算書 とは何か、なぜ必要か |
キャッシュフロー計算書の構造を理解し、企業の経営診断に役立てる。第3の 財務諸表を使いこなす。 |
9:30~12:30 |
8 | キャッシュフロー計算書 を読む |
事例研究:経営戦略は成功しているのか | 13:30~16:30 | |
Ⅴ | 9 | 未来志向の会計 | 損益分岐点売上高の考え方と求め方。 | 9:30~12:30 |
10 | ビジネスモデルを 会計から解明する |
儲かる企業の儲かるビジネスモデルを会計的に知ることにより、収益力のある 企業をめざす。 |
13:30~16:30 | |
Ⅵ | 11 | バランススコアカードの 考え方を基礎に置く |
ソフトなホスピタリティ視点とハードな奇形的視点の融合。 | 9:30~12:30 |
12 | まとめと修了式、総評 | 修了証書の授与式と総評 | 13:30~16:30 |
※ 内容および時間の配分の一部を変更させていただくこともあります。
「 MBA ビジネス・マネジメント コース研修 」のご案内
トップ・マネジメントおよびネオリーダーに必要な知識や能力を修得する経営学集中講座
「 予測不能な時代に生き残るための経営革新とは何か 」
概 要
このコースは講義と演習を通じてビジネス・マネジメントに関する理論と実践を学習するプログラムです。ここでは、大学院MBAコースで学習する内容を系統的に学びます。
本講座では、ビジネス・マネジメントの基本原理を学び、現場での実践に応用する能力を身に着けることを目指します。そして、受講者にはマネジメント・スキルとマネジメント・マインドを持った人間へと変身し、組織を元気溌剌型企業に改革できるように指導していきます。
お客さまや従業員を含むステークホルダーとの信頼関係の絆を強化することによって、誇り、自信、そして求心力も高め、結果として組織の機能が強化され、組織に新たなる価値をもたらすことを目指します。
ここでは、講義、グループミーティング、演習、事例研究、診断テストなどを利用して、職場で直面する諸問題を迅速かつ適切に解決する能力を身に着けることを目標としております。
期待できる成果
- 経営者の役割が何であるか理解し、従業員との信頼関係が高まる
- どんな仕事に対しても使命感を持ち、自己責任を感じるようになる
- 従業員にやる気を持たせ、彼らの意識改革を行うには何が必要かを考える
- 人的資源を含む「見えざる資産」の価値が高まる
- 創造性が啓発され、柔軟な思考をするようになる
- 組織の一員であることに誇りを持ち、周囲の人間に感謝の気持ちを表すようになる
- 何事に対しても好奇心を持ち、チャレンジ精神が旺盛になる
- 自律心が高まると同時に、個人的魅力が増し、リーダーシップを発揮するようになる
- 何事に対しても倫理観を持ち、公正な判断ができるようになる
企業内大学院 MBA ビジネス・マネジメント コース研修 プログラム
回 | 項目 |
各講座の要約 | 時間 | |
Ⅰ | 1 | イントロダクション 社会の潮流を見極める ー 環境の変化は予測不能である ー |
研修コースの概要説明 いま、われわれのまわりではなにが起こっているのか。人工知能、IOT、 フィンテックはわれわれのビジネスや生活にどんな影響を与えるか。 |
9:30~12:30 |
2 | 企業は生き残れるか ー 約半数の職種は失われる ー |
企業の存在理由とは何か。ビジネスの要諦であり述べーションと市場の創造 について考える。 |
13:30~16:30 | |
Ⅱ | 3 | 企業は何を求められているか | 企業のパラダイムが大きく変わった。ダイヤモンド理論を学び、三位一体説 について考える元気はつらつ企業はお客さまに夢や感動を与えている。 |
9:30~12:30 |
4 | 企業の見えざる資産とは何か ー 見えざる資産はバランスシートに載らない ー |
財務諸表は過去の経営成果と現在の財産状態を示すに過ぎない。見えざる 資産の増殖を図らなければ、企業は成長しない。 |
13:30~16:30 | |
Ⅲ | 5 | 社員は職場の生活に満足 しているか |
従来のマネジメント手法では埒があかない。他律型人間を自律型人間に 覚醒する。 |
9:30~12:30 |
6 | ビジネスパーソンの活性化 のために何が必要か |
忠実な社員を提案型の人間に育て上げ、使命感を持たせる工夫が必要である。 | 13:30~16:30 | |
Ⅳ | 7 | 社員のやる気を起こさせる には何が必要か |
マネジメントの仕組みを変えると共に、管理者の意識改革が不可欠である。 | 9:30~12:30 |
8 | 新しい時代には社風改革が 必要である |
中堅・中小企業にも官僚主義がはびこっている。過去の成功体験がアキレス 腱になっている。 |
13:30~16:30 | |
Ⅴ | 9 | 管理者は何をすべきか | 管理者は部下を信頼し、ブレーキを踏んではならない。失敗を恐怖の壁に してはならない。 |
9:30~12:30 |
10 | 今、求められるリーーダー 像とは何か |
売上高や利益に貢献できる人ではなく、人間性や人格が優れていること。 | 13:30~16:30 | |
Ⅵ | 11 | ホスピタリアン・リーダー の条件 |
コンドル眼を有し、創造的破壊者にならなければならない。 可変と不変の 峻別ができなければならない。 |
9:30~12:30 |
12 | まとめと修了式、総評 | 修了証書の授与式と総評 | 13:30~16:30 |
※ 内容および時間の配分の一部を変更させていただくこともあります。
講師紹介
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MBA マーケティング コース研修
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MBA ビジネス・マネジメント コース研修
浦郷 義郎(ホスピタリティバンク研究所・代表)
早稲田大学大学院商学研究科博士課程修了
チューリッヒ大学留学。亜細亜大学経営学部長、大学院教授・理事を経る。
学会、団体、行政機関等の役職や委員を経験する一方、国内外の企業の経営指導にも当たる。
現在、ホスピタリティ&マーケティング理論にもとづく経営コンサルタントとして産業界でもっとも注目されている。企業の研修、講演、およびコンサルテーションにおいて、理論に基づき実践に落とし込む手法には定評がある。
講師の門弟には、多くの会計士・税理士およびコンサルタントを輩出している。
主な著書 : 『わかる!使える!ホスピタリティの教科書』『ゼロ距離マーケティング』『ヨコ志向で成功をつかめ』(以上はPHP研究所)、『ホスピタリティがお客さまを引きつける』(ダイヤモンド社)など著書・論文多数。この内、著書4冊が中国語で翻訳出版されている。
世界のマーケティングの権威であるP.コトラーの名著3冊の翻訳者としても知られている。
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MBA アカウンティング コース研修
大島 正克(亜細亜大学学長、博士(商学)早稲田大学(中国企業会計の研究))
早稲田大学大学院商学研究科博士課程修了後、
1993年亜細亜大学経営学部教授
2000年同大学経営学部長
2006年同大学理事
2018年同大学学長
現在、日本管理会計学会常務理事、国際戦略経営研究学会監事、日本社会関連会計学会理事、東都大学野球連盟副理事長、公益財団法人全日本大学野球連盟評議員、金融庁公認会計士・監査審査会(公認会計士試験委員「管理会計論」担当)
主な著書・訳書:『複式簿記入門』共著(創成社)『「企業の社会的責任論」の形成と展開』共著(ミネルヴァ書房)『環境会計の理論と実態』(中央経済社)、『環境管理会計概論』(税務経理協会)、訳書にポスト、ローレンス・ウエバー著『企業と社会:企業戦略・公共政策・倫理』共訳(ミネルヴァ書房)など、そのほかにも論文・著書・翻訳など多数。